ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2015-2016シーズン
プレイオフ ファイナル
富山グラウジーズ 74 - 86 琉球ゴールデンキング
第1Q 17 – 22
第2Q 16 – 17
第3Q 21 – 19
第4Q 22 – 26
富山グラウジーズのTK bjリーグ2015-2016シーズン 準優勝が決定
(観客/11,038人 ティップオフ/17:10)
ゲームレポート
■第1Q 沖縄22-17富山
富山は水戸、田中大地がミスマッチを活かしてポストアップから得点。外れたシュートもウィラードがフォローし、ハーフコートで優位な点を突いて攻撃を展開する。対する沖縄もマクヘンリーや岸本がドライブで突破。ラベネルに合わせるなど一進一退の攻防になる。終盤、沖縄はベンチスタートの津山が3Pを決めて勝ち越す。
■第2Q 沖縄39-33富山 (17-16)
沖縄は徐々に守備で足が動きはじめて、富山にプレッシャーをかける。24秒バイオレーションを奪うなどリズムが出来ると、攻撃でも速攻からチャンスを作って9点差。しかし、富山もDFリバウンドで踏みとどまるとヴァイニーが起点となり、ウィラードへのキックアウトパスや、自身もタフショットを沈めるなど2点差まで詰める。しかしファウルが多くなり6点差で前半を終える。
■第3Q 沖縄60-52富山 (21-19)
立ち上がり、富山はオールコートで守備を敷くが、沖縄に立て続けに破られてしまい、3連続得点を許す。早々にタイムアウトを取ると強い守備が戻る。ヴァイニーの外角で息を吹き返すと、城宝のワンマン速攻や田中大地のアタックが決まり、一時5点差まで押し戻す。それでも終盤、沖縄はボールを奪って、素早い攻撃から津山の3P、終了間際にはラベネルも続いてリードを広げる。
■第4Q 沖縄86-74富山 (26-22)
沖縄は攻守にリバウンドが起点となり、金城や喜多川が得点をマークするなど、残り4分すぎには最大17点差をつける。追い上げたい富山は最後まで前線からプレッシャーをかけるが及ばず、終盤には沖縄がベンチメンバーをコートに送り出し、全員がファイナルの舞台に立って歓喜の瞬間を迎えた。
■全体
ファイナル史上最多11,038人の大観衆の前で、沖縄が4度目の優勝を飾った。水戸選手のオープングショットで始まり、両チーム互いに打ち合う激しい攻防の中、少しずつ沖縄にリードを広げられる。グラウジーズは何度も追いつこうと点差を詰めるが、優勝経験3回をもつ沖縄は、試合をうまく展開する。要所でビッグショットを決められ、沖縄を捕らえることはできず。グラウジーズブースターの大声援とともに闘ったが、目標のリーグ制覇には一歩及ばず、準優勝でグラウジーズの2015-2016シーズンは幕を下ろした。
ヴァイニー 19P 3R 2A 2S
城宝選手 16P 2R 3A 3S
ウィラード選手 10P 11R 3A
クルーズ選手 7P 12R
水戸選手 7P 3R
田中大地選手 5P 2A 2B
澤地選手 5P
田中健介選手 3P 2A
武田選手 2P 2A
※P=得点、R=リバウンド、A=アシスト、S=スティール、B=ブロック
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
ヘッドコーチコメント
■ナッシュヘッドコーチ(富山)コメント
とても残念に思います。うちは普段通りのプレイがなかなか出来ず、沖縄は終始冷静にプレイしていました。こういう舞台で何度も戦っているので、その経験の差が出たのだと思います。しかし、今シーズン、ここまでハードに戦ってくれた選手を誇りに思います。自分は毎年引退を掛けてコーチングしているが、この舞台を与えてくれたbjリーグに感謝しています。
■伊佐ヘッドコーチ(琉球)コメント
bjリーグ最終年度に4度目のチャンピオンになったことを嬉しく思います。今日までプレッシャーがあって、このキングスに押しつぶされそうになったが、今日はそれが報われたので涙が出ました。